9月11日の中山の一般質問(一問一答形式)で、最後の慰安婦問題の質問で、質問時間が残り2分7秒となり、「時間がなくなってきていますので、慰安婦問題について、改めて問いたかったのですが、見解の表明にとどめます」と発言しました。
これに対して、自民党・中川勇市議が遮る動議で中断して、議運が開かれたものです。
議運が結論に至るまで、当事者の中山への事情聴取、意見を聞くことはありませんでした。日本共産党は2議席で、正式委員ではなく、赤星議員が委員外議員として発言を求めましたがそれも認められませんでした。
議運は「一般質問は、市政全般について質するものであります。その答弁を求める手段として意見を述べることは認められますが、質問を行う意志がなく、意見のみを述べることは認められない」という見解、中山の発言の取り消しと謝罪を求めることを決めて、高田重信委員長、針山常喜副委員長より、決定として中山に伝えられました。
中山は議運の決定は、決定として受け止める。しかし謝罪には応じられない、と主張しました。
再び開かれた議運の内容は、中山への説明はなく、本会議が再開されました。報道にあるように、「中山氏の対応次第で、質問権の剥奪や辞職勧告することを要求する声が上がった」とのことです。
再開した本会議で、議会の中断については、「長時間にわたって、議会の中断となり、おわび申し上げます。」と、謝罪しました。
議運の決定は守り、ルールの中で議会活動に取り組むのは当然です。
議会のあり方について、市民に開かれた議会改革が重要です。富山市議会・日本共産党は、選挙公約で議会改革4つの提案を訴えてきました。①発言制限をなくす。②税金での海外視察中止。③費用弁償は廃止。④ケーブルTV、インターネット等で議会中継の実現です。
とくに議会中継については9月議会に請願も提出されています。即時実現を求めて、市民のための議会改革に全力でとりくみます。
「慰安婦」問題