生活保護の減額影響について、政府は、生活保護費のうち、食費や光熱費などの生活費部分について、8月から3年かけて総額で670億円を段階的に引き下げます。夫婦と子どもの世帯を中心に最大では、10%の減額となります。
8月からの生活保護基準見直しの影響について、石川県は3年間で1億8千8百万円減となるとしています。
富山市の生活保護の減額影響について求め、市の推計報告が出ました。3年間で総額7,635万円の減です。
今年度は総額2,007万円の減。8月からの減額からさらに、11月~3月の冬季加算、期末一時扶助も減額されます。14年度は新たに年間3,216万円の減。15年度はさらに新たに2,416万円の減となります。
国民の所得を引き上げるには、貧困問題の解決、格差の解消へ、低所得の方の底上げを図りながら、全体のくらしの応援が必要です。これに逆行する生活保護の減額は、国民のくらし全体、地域の経済にも重大なマイナス影響となります。
富山市生活保護減額合計 76,356千円
単位 千円
2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | |
生活扶助・住宅扶助 | 16,080 | 32,160 | 24,120 |
冬季加算 | 1,521 | – | – |
期末一時扶助 | 2,475 | – | – |
減額合計 | 20,076 | 32,160 | 24,120 |